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情熱 輝き 敬老(敬愛)
2005年7月30日(土)、九条の会有明講演会に参会しました。
2005年7月31日(日)

講演最後の後に、追加項目があります(9月6日)

蛙飛び
宮崎空港

雨の宮崎空港です。フェニックスが見送っていました。

空港ロビー

搭乗手続きをする人々。
一階ロビーでは、日韓友情年間と銘打った、
韓国物産が展示即売されていました。
りんかい線天王アイル駅

モノレールを乗り換え、りんかい線天王洲駅に着きました。

国際展示場駅より会場へ

国際展示場駅を降りて、有明コロシアムへ向う人々。
袈裟を着たお坊さんも散見されました。
陸橋より大崎方面を望む

会場へ向う途中の陸橋から見ました。品川、大崎方面を望みます。
東京は、雨も上がり曇り日和となっていました。


東側入り口の行列

開場を待つ人の列。むし暑い中で、ウチワやセンスを
あおいでの待ちとなりました。ところが予定より約15分
早く開場されました。蛙も幸い干上がらずにすみました。


まだ疎らな会場

会場は、まだまばらです。
蛙は正面に向って左側の席に座ることにしました。


蛙の散歩

博多の時と違って、席取りの禁止がありません
でしたので、早速附近をブラブラしてみました。
コンクリートの熱気に湿気が混じりあい、
街がかすんでいました。


席が少し埋まってきました。

だんだんと、参会者が席を埋めていきます。
まだ空席案内もあります。地域の会の人々が
多いせいか、仲間と連れ立っての参加が目立つ
ようでした。


講演案内
講演の全体の案内です。

いよいよ講演会の全体の案内が始まりました。
舞台の両側には、大きなヒマワリの花が据えられています。
ヒマワリの花言葉には、熱情輝き敬老、等もあるとの説明でした。
敬老は敬愛と覚えてもいいのではと思います。会にふさわしい花言葉です。
敬天愛人に通じる言葉でもあります。

ギター
荘村清志さんのギター演奏

荘村清志さんのギター演奏が、講演前にありました。
初めに、谷川俊太郎作詞、武満徹作曲の「死んだ男の残したものは」があり、
「アルハンブラの想い出」まで数曲がきれいに奏でられました。
素晴らしい音が一つ一つ胸にしみ込んできました。

                わすれなぐさ   ヰルヘルム・アレント作

ながれのきしのひともとは、
みそらのいろのみづあさぎ、
なみ、ことごとく、くちづけし
 はた、ことごとく、わすれゆく

                             上田敏全訳詩集より:
岩波文庫

   
ざわめき
裏正面。いよいよ講演会の始まりです。

裏正面席です。ほぼ埋めつくされたようです。

三方、席はほぼ埋まりました。

三方の席は人々の吐息が、あのざわめきとなって伝わります。
お芝居、音楽会等と同じ、まだ見ぬモノにたいする抑えがたき震えといったものでしょうか。

事務局方の開会挨拶です。

事務局の開会挨拶です。小森陽一さん(右側)、渡辺治さん(左側)。
九条の会に賛同する全国の会が、7月30日現在、合計3,026になったとの報告がありました。


若きこころ
三木睦子さん

時が刻み、ほんのこの前の戦争の記憶さえもが薄められ(そうさせられ)、
若い世代の自分達には責任はないとの声が、当たり前のごとく流れる世相
となったこの頃です。直接的責任はないのですが、過去の時間を正しく見つめ
、自国のありようを客観的に判断できることが大事であります。そのためには
戦争世代にある人々の心からの、平和の大事さと、過去の事実を正直に、
後の人々へ伝えていくことが重要である、といった主旨でした。
戦火の中で、子供を生み、育ててこられた人々のお一人としての切々とした
話です。人は一人では何もできないですが、相手を思うこころが皆に広がれば、
時代を少しでも良い方向へもっていけるとの信が聞こえてきました。
若さの意を体現し続ける人の講演です。


回帰
鶴見俊輔さん

平和を求めて、近ごろモウロクし始められたとのことです。
そこで、耄碌語録とばかり、ユーモアをまじえて話をされました。
その一つが、ジョン万次郎の話に因んだものでした。
万次郎を救出した船長は、人種差別を恥と思うような人物であったようです。
有色人種である万次郎を、三ヵ所の教会につれていったのですが、いづれも
断られたそうです。船長はこんなところなら、なにも行くことはないと、決する
ような考えの人で、実に道筋のはっきりとした性分であったそうです。
要するに曲がったことが大嫌いな人間にあるわけでして、力のある者には
相手が言う前からハイ、ハイと了解してしまうような人物など、心から憎んだようです。
万次郎としては、救助された船長だから、船長が間違っていても、いいえあなたは
正しいとおべっかどころか、聞く前からハイハイと言うことなど、滅相もないこと
であると、敬愛の心を次第に強めたことでしょう。

人が本当に自由ならば、<生きる>その一点だけで連帯のこころが生じるはずです。
ちっぽけな地球を、かれこれ難癖をつけてまつる図など、本来可笑しなことです。
コスモポリタンには、熊さん八っあんこそふさわしいとのことでした。

結びに、耄碌な人々を組織化しょうとの思いを語られました。
もうろく、おぼろには、最適な怪談時節の頃合になってきたとの恐ろしい
見識を示されました。うらめしや〜

好奇心
小田実さん

腰を痛められたとのことで、この後、イスに腰掛けられて、話されました。
なんでも見てやろうの心意気は、まだ衰えずといった万年青年の姿そのものでした。
その要旨は、覇道と王道をキーワードに、戦争(暴力)の愚かさと、当たり前の普通の
言葉に生き続ける日常(平和)の大切さを、大きな声で語られました。
会場が主としてテニスの試合場につくられているため、音響環境があまり良くありません。
そのためか、あるいは蛙の耳が衰えたのかは定かではないですが、マイクの音が割れたり
して、話のところどころを聞き漏らしました。でも、会場の外の腕力車の喚きなど、
一蹴してかき消す青年の轟きに、往年の活動を見たような思いがしました。
孫文の日露戦争の演説の中身を、手前勝手に読み間違える愚かさについての話は、
なかなか興味ある語りでした。 
日本にも、良い人、悪い人がいる。中国にも良い人、悪い人がいる。
それゆえ、けっして、独りよがりに「日本人は」、「中国人は」、等とはいわないとの話もありました。


 青春の輝き 小田実 2007/8/01  友をしのぶ 2008/3/09

愛のロマンス

荘村清志さんのギター間奏曲がありました。
曲は、愛のロマンス(映画:禁じられた遊び)でした。
間奏にぴったりの青い切なさの想い出が前をよぎります。


あつき心
澤地久枝さん

北海道の十勝での講演と日程がぶっつかり、ビデオ出演になったとのことでした。
語り部としての態度を、継続していくのが自分の役割りですとの思いが、強く伝わっていました。

誠実
奥平康弘さん

憲法調査会の調査についての話を中心に据えて、話されました。
約8cmの厚さになった調査会の資料は、枕にするには寝心地の悪い高さに
あったようです。要点をあげるとすれば、基本的人権のなし崩しにあるとのことです。
国家、公共が大事にある時には、人権の制限などは、当然に受忍されるべきもの
であるとの従来からの、権力志向にある人々の意見が貫かれているとの指摘でした。
要は、戦をためらいなく行って、世界貢献に寄与することにその根本目的があることです。


持続
大江健三郎さん

誠実な自己探求者の精力を覚える人の語りです。
その言葉には、いつも後に続く者に伝える言葉として
あります。しかも自らいつも行動にある人です。


変幻自在

交友のある詩人の言葉から、行く末の救い、助けが
今とは違った様相で起きるであろうと、結ばれます。
それは後の講演者も指摘されましたが、いまとは異なる
想像力の変化として日常に現れるだろうとの話にあり
ました。またそれは、死はそれとして受容し、なを命を
辱めるモノについて真正面から対峙する人の精神です。
クールビズ
井上ひさしさん

ネクタイは一つだけしかもっていないが、それを締めてきた理由に、
聴衆の笑い声が答えました。なんでも、昨今のクールビズの流行に抗してらしい。
というのも、元祖クールビズは、講演者との由。いままで、ほとんどネクタイらしきモノを
締めたことは無かったそうである。というより我慢ならぬ品物であったらしい。
それを急に、今ごろになって、我がたしなみを犯されたのだから立腹この上なきに
    至ったとの、まこと憤懣やる方なしの言でした。ゆえに本日はネクタイを敢えて締めて
       の登場との説明でした。まさに戯作者魂これにありです。言葉が権に応(順)じたらお仕舞いです。

過去の厭わしい事実、言葉の統制された社会、国体が、正しい、素晴らしいとして、時間を戻そうと
する人々が目に余るようです。こうした料簡には、しっかりと対処していかなければ危ういとの要旨でした。
かの盟主国では、全米市長会議の市長に対するアンケートの結果、もっとも意外な答えが返ってきたそうです。
それは、アメリカといえども核兵器は保持してはならぬといった問いに対して、約68%がイエスとあった
そうです。京都議定書に対しては、98%が、賛成とのことのようでした。アメリカが時に見せる良心は
健在のようでもあります。どこの国でもその選良トップの腕次第といったところでしょうか。
ある地方国では、基本法と相容れない条令にそって、人の心を規制し、旗に頭を垂れることを強制し、
しかも狭量な手前勝手な過去の視点にある教えの材料を採用しているそうです。
いかに、首長の人々に対する考え、哲学の貧弱によって、まつり事が左右されるかの例でもあります。


日頃、平和のために、人のために、といった言葉を使う時、なにかしっくりと来ない感がします、
とも話されました。それは、講演者が正直な人であるからに違いありません。自らの言葉の
正しさの響きに、むず痒い気持ちに成り勝ちな、自国の人にある一種のシャイな心でしょうか。
まあこれも伝統的心情の部類に入るのかも知れません。ニュアンスが違いますが、いわば奥床しい
といった言葉の範疇に入るのかも知れません。
よきにつけ、悪しきにつけ、西方のように、俺が俺がのスタイルを由としないこころです。
そこで、講演者は、平和の言葉について、平和を守るを、こう言い換えているそうです。

日常を守る、と。

追加項目(9月6日)

*参考追加(9月6日):蛙の記録には、不確かな点もありますので、当日の会の催しを
お知りになりたい方は、ビデオも発売されているようですので、それで確かめられればと、
思います。販売価格は、1,500円(送料別)です。発売元:http://www.9-jo.jp です。

かえる
りんかい線駅より

りんかい線駅よりモノレール駅へ向います。

羽田空港搭乗口

羽田空港は雨でした。天候のせいか、空港事情か、
出発が15分遅れることになりました。
実際には宮崎着で約40分強遅れました。

空港内リムンジンバスより

帰りは、空港内バスでの搭乗となりました。雨の空港もなかなか味があります。
ハンフリーボガードになったつもりです。いや望郷の主かもしれません。


雨に煙る羽田空港

巷に雨の降る如く わが心も雨が降る・・・
                                 ヴェルレーヌ
フクロウの目

むかしから 日向の国には大きな目玉のフクロウがおったそうじゃ。
その目玉からは橙色の光りが、あたりを鈍く照らしてあったそうな・・・
それが今晩光っておった・・
これは大きな事が起きる前触れじゃと ひとびとはいったそうな・・・

怪談の時節です。心身ともに鍛えるころでもあります。お休みなさい。


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